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可睡斎活人剣の再建
静岡県袋井市にある徳川家康公ゆかりの曹洞宗の禅寺「可睡斎」にあった「活人剣碑」の再建の総合監修と基壇の設計をやらせていただきました。
「活人剣」というのは明治28年に日清講和条約のため来日した清国全権大使・李鴻章が暴漢に襲われる事件の際 手当てをした陸軍軍医総監佐藤医学博士が身に着けていた「剣」の事です。
李が治療中「医者の仕事に剣は不要では」と尋ねたところ「私のおびているのは活人剣である」と答え李をいたく感動させ、以後佐藤博士と李は深い友情で結ばれました。
この話を後世に伝えたいと日置禅師が発願、建立したのが「活人剣碑」です。
この「活人剣」は高村光雲の手によるものでしたが今回東京芸術大学学長の宮田亮平さんにお願いすることになりました。

今日はその剣の設置を確認する日でした。
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高さ6メートルの剣の設置が始まります。
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無事に基壇に設置されました。
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山門をはいってすぐ左手に設置されました。
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宮田亮平さん製作の彫刻部です。この上に剣があります。
牡丹の花の花びらは大海を、イルカは人類をあらわしている見事な作品です。
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宮田さんも老師様も私もこの日を心待ちにしておりました。
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活人剣の角度の調整をしているところです。
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無事に設置できた後、老師様、宮田さんを囲んで記念撮影をしました。
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9月26日の立剣式に向けての準備が整いました。
立剣式の様子はまたお知らせします。            (F)
by espad | 2015-09-24 16:35
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